専門科、後期研修先の病院を決める時期とは?

初期研修が終わると、後期研修に入る。

初期研修から医局に属していれば、そのまま大学医局の人事に乗っかればよいが、そうでない人は、後期研修先の病院を決めなければならない。

 

そして後期研修先の病院を決めるにあたっては、専門科を先に決める必要がある。

それは、行きたい科が栄えている、自分のやりたい分野が進んでいる病院を探すという観点からだ。

この観点から探すと、専門科が決まれば後期研修先もかなり絞られてくる。

 

専門科は、医師になると、ほとんどすべての医師が決める。

初期研修を終え、後期研修以降、何十年と「⚪︎⚪︎科」の疾患について悩み勉強し、患者を診療し、治療し、ときに研究するわけで、なかなか重要な選択ではある。

 

経験上だが、専門科を決めるにあたって、初期研修医はだいたい3タイプに分かれると思う。

 学生時代あるいはそれ以前から科を決めている“直進タイプ”

 内科か外科か、など大枠だけ決まっている“ざっくりタイプ”

 全くの“ノープランタイプ”

私は、③ノープランタイプであった。

もともと具体的な理想の医師像があったわけでもないし、好奇心旺盛な性格もあって、研修でまわるとその科が楽しくなってしまい、余計に迷う始末であった。

では、いつまでに専門科、後期研修先の病院を決めればよいのか?

初期研修の2年間を表にしてみるとこんな感じだ。

 

初期研修1年目の終わり頃になると、いよいよ2年目になる時が近づくと同時に、初期研修終了後のこと、すなわち後期研修、専門科について考える時期がくる。

①“直進タイプ”であれば悩むことはないが、②“ざっくりタイプ”や③“ノープランタイプ”の場合、1年目冬〜2年目秋頃まで、専門科、後期研修先を決めるまではこの悩みが常につきまとう。

繰り返しだが、専門科は、通常、後期研修先の病院を決める前に決める。

そして後期研修先の病院の決定に関しては、当たり前だが、希望する病院の募集締め切りが期限となる。

つまり極端な話、自分の希望する研修先病院の診療科が3月31日まで申し込みOKならば、3月31日までにすべて決定すれば良いわけである。

ただ、多くの病院は募集期限を設けており、要確認だ。また、試験や面接がある病院もあるため、注意が必要だ(試験は初期研修よりゆるく、試験がないところ、面接のみのところが多い印象)。

その申込み締め切り(=デッドライン)はそれぞれだが、だいたい9月〜12月頃。これが後期研修先の病院を決める(選定する)最終時期。つまりどの病院がいいかを検討する時間が必要で、病院見学をすることも考えれば、専門科自体を決めるのは、2年目の夏頃までが妥当だろう。

 

つまり、初期研修医2年目の夏頃までには科を決め、病院をいくつか見学(この時に申込み締め切りや、試験についてなども実際働いている後期研修医に聞くとよい)し、秋〜冬ごろには申込み、試験を受ける。

この流れをなんとなく把握しつつ、まわりにいる初期研修同期ともよく情報交換すれば、問題ない。

また、専門科を決める時期については、先述のタイプによって多少異なる。

①“直進タイプ”は科が決まっているため、後期研修先の病院を決める時間はたっぷりある。

では、科の決まっていない②“ざっくりタイプ”や③“ノープランタイプ”の場合、いかにして専門科を決めればよいのか?

その判断材料を5つあげてみたので、参考にしてほしい。

→ 納得!医師が専門科を決めるための5つの判断材

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ABOUTこの記事をかいた人

福田 芽森

私立医学部出身。都内大学病院勤務。循環器内科医、産業医。 趣味は旅行、登山、アート全般、音楽、食事、料理。 文化について考えたり四季を感じることも好き。ガンジス河は遊泳済み。