医学部生が経営について勉強する(2)

僕は医学部生ですが、経営の勉強をしたいと思い中小企業診断士という資格をとることにしました。

今回はその資格のために実際どれくらい勉強したのか、勉強したことは役に立ったのかを書こうと思います。

 

どんな内容をどれくらい勉強したのか

 

この試験は1次、2次、面接の3段階に分かれていて、

一次試験は

1 企業経営理論

2 財務会計

3 運営管理

4 経営法務

5 経営情報システム

6 経済学・経済政策

7 中小企業経営・中小企業政策

の7科目を2日に分けて受験します。

マルチプルチョイスの試験で経営知識全般が問われます。

 

2次試験は

1 組織・人事

2 マーケティング・流通

3 生産・技術

4 財務・会計

の4科目で、こちらは論述式です。

 

企業のケースが与えられ、実際に財務諸表を読んだり企業の置かれた状況を分析したりして改善案を提案するような問題が出題されます。

受験者の知識に加え、論理的思考力を試される試験でもあります。

 

2次試験に合格すると最後に面接があります。ですがこれはほとんど落ちることのない通過儀礼みたいなものなので2次を通過すれば実質合格ということになります。

 

1次試験に関しては僕は当時ニート(医学部受験のため笑)だったので、3ヶ月ぐらいの短期間で一日10時間ぐらい勉強して合格しました(医学部の勉強しろよというかんじですが笑)。

ただこれは特殊な例で普通は1年ぐらい毎日2時間ぐらいの勉強量だそうです。

(かなり個人差があるようですが、厚生労働省の統計によると取得までの平均勉強時間は1次、2次合わせて1300時間だそうです。)

2次試験は医学部受験の勉強と並行して2ヶ月間毎日3時間ぐらいの勉強をしましたが、中途半端になってしまい1回落ちました笑。

そして次の年(医学部1年)に再チャレンジしました。

しかしこちらも他のことに時間をとられてあまり勉強することができず、実際は1ヶ月半ぐらいで合計80時間ぐらいしか勉強できなかったと思います。

もうこれは絶対落ちると思っていましたが、ダメもとで受けてみると、たまたま自分にとって解きやすい問題が出題され、本当にまぐれで運良く受かってしまいました。

 

勉強したことは役に立つのか

 

まぐれで合格してしまったので、勉強が役に立つかを僕が語って良いのか微妙なところですが、あえて語るとすると、勉強は役に立っています。

まず変わるのは、日経新聞を読んだり経済に関わるニュースを聞いたとき、その内容が理解できるようになります。

またニュースを見る視点も変わってきます。

例えば、今話題のてるみくらぶ破産のニュースも、これまでは『内定取り消された学生かわいそう。』とか『予約した旅行先のホテルが取れていなかったなんてひどい。』ぐらいの感想しか持たなかったのに、『新聞の広告費が原因と言っているが本当だろうか?』とか『どんな環境変化がこの会社のビジネスモデルを成り立たなくさせたのだろう?』とかを考えるようになりました。

この物事を見る視点が変わったことが勉強をして得た大きな成果かなと思います。

 

実務的なところでいうと、僕は実家の病院の手伝いをしたかったのですが、それの役に立っていると感じています。

まず病院やクリニックの財務諸表が読めるようになったということがあります。

株式会社でも医療法人でも財務諸表の書き方は同じです。

今までは病院の決算書を見てもちんぷんかんぷんだったのが、今は、自分の病院の財務諸表と他の病院のものを比較して自分の病院の強みや弱みがわかるようになりました。

また親と病院の持分や相続の話、人事の話、デイケアやデイサービスなどの新事業を作ろうという話、など病院の経営に関わる話になったとき話についていけるようになり、自分の意見を言えるようになってきたと感じています。

 

まとめ

もちろん自分で実際に事業をまわすことが経営の一番の訓練だとは思いますが、資格の勉強だけでも得られたものはたくさんあったと思います。

経営の勉強をしたからといってすぐそれが実戦に活かせるといったことはありませんが、勉強をして損はないと思います。

将来開業なども視野に入れている方は知識だけでも経営の勉強をしてみてはいかがでしょうか。

 

 

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